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勉強会担当 糸賀さんによるまとめです。 

2012年6月24日 明るく楽しい勉強会@代々木公園
勉強会担当 糸賀さんによる まとめ です。



群馬大学の早川由紀夫教授を講師にお迎えして、「明るく楽しい勉強会@代々木公園」を開催いたしました!



早川先生のツイッタ―での「代々木公園での勉強会、誰か主催してくれませんか」との呼び掛けに、私が「はーい!」と手を挙げたことから実現したこの勉強会。先生や参加者とのやりとりもツイッタ―のみ!本当に大丈夫なのか、ずっとどきどきしっぱなし…。

幸い当日はお天気にも恵まれ、無事に先生や皆さんとめぐり会うことができました。

「上級者向け」と銘打った今回、芝生の上にはシンチレーション式の測定器がズラリ。その数値を眺めながら、先生のお話を伺いました。昨年3月に降った放射性物質で、東京はどのように汚染されたのか。それが今はどこにあるのか。濃度の違いはあるが、日本全国汚染されてしまったこと。私たちは事実を見極めながら、自分で判断して生きていかなければならないこと。笑いの絶えない楽しい雰囲気の中、大切なお話が続きました。


5日前に急きょ決まった勉強会でしたが、参加者数は65名!早川先生、ゲストの井村隆介先生(鹿児島大学)、撮影して下さったオペレーションコドモタチの横川圭希さん、そしてお集まりいただいた皆様、ありがとうございました。またどこかでお会いいたしましょう!



<勉強会を終えて>

日ごろ子どもたちと過ごしている代々木公園での、早川先生との勉強会。「掃除が行き届いていて、『路傍の土』が見つからない」とおっしゃっていてひと安心。私自身もあちこち測定しているのですが、線量の高いところが見つからず、自分の測定方法にいまひとつ自信が持てませんでした。汚れていなくて安心、測定も間違っていなかったようでダブルで安心でしたが、先生のプロの腕が拝見できず残念!

そしてこの勉強会のすぐ後に、「水元公園で高線量、都が除染へ」のニュース。同じ都立公園で、どうして状況がこれほど違ってしまったのでしょう? 代々木公園の場合は、ただ偶然が重なっただけなのか…私にはわかりません。「測定方法や除染の基準などが明確でないのでは」「きちんとした対応がされていないのでは」という不安を感じましたが、こういう時だからこそ早川先生の「リスク評価において科学を曲げてはいけない」という言葉を心に刻んでおきたい。そして、自分の眼で確かめる姿勢を忘れず、同時に、行政や専門家の方々には、リスク評価の正しい数値を示していただきたいと思います。違う立場の方々とも、同じ土俵で話し合いができるように。そして私たちが、悔いのない判断ができるように。そのための働きかけを、あきらめずに続けていこうともう一度決意した1日でした。



<お話のまとめ>

明るく楽しい勉強会@代々木公園
2012年6月24日(日) 10時~12時   
講師:早川由紀夫教授(群馬大学教育学部)



*昨年3月、福島第一原発から大量の放射性物質が出て東京にも降った。

実際外に出て、対象物のところへ来て測ることが大事。どう測るのがよいか、測り方を考えて、戦略を立てて、放射能汚染状況を理解することが大切。

*測定の際には、機種の特性・機械の誤差・放射線のゆらぎ・周辺の環境(建材等含む)などを考慮する。



【空間的な分布】 芝生・草地に残っている。地表約2㎝のところに留まっている。都会では濃縮作用が起こり高濃度の「路傍の土」となっているが、代々木公園は管理が行き届いているのか見当たらない。アスファルトには予想以上に浸み込んでいる。

【東京の汚染について】 3/15はヨウ素。八王子から西が汚染された。3/21~23のセシウムで代々木~葛飾が汚染。東京で一番汚染されていないのは、三鷹から立川にかけて。その時の放出量に比べれば、現在原発から放出されている量は微々たるもの。

【全国の汚染について】 東京まではガイガーで測れる(単位:シーベルト)。静岡まではシンチで測れる(単位:シーベルト)。大阪までは、土壌を採取して測定する(単位:ベクレル)。九州などに関しては調査中。土壌測定の際には、kg当たりのベクレルから、平米あたりのベクレルに直して比較(約100倍)。また、ゴミ焼却灰を測定すると、その地域の平均的なゴミのベクレル量がわかる(普通ごみ→焼却灰の濃縮は約20倍)。日本全国、汚染地域が段階的に広がっている。汚染されている/いないの2つに1つではない。どのくらい汚染されているかを定量的に(数字で)考える必要がある。放射能の汚染度合に応じて、適切な拒絶をするべし。

【半減期について】ヨウ素は8日。今はゼロと思ってよい。報告されているのは医療用のものと思われる(患者の排泄物から)。セシウムは134が半減期2年。137は30年。比率は半々。3年で半分、10年で4分の1になる。1か月で約2%ずつ減少して行く。今は事故直後の7割。

*現在制作中の7訂版「早川マップ」は「2011年の9月現在」を想定。時間・空間でセシウムの数値に変化があること(空間の分布にムラがあること、時間と共に減衰していくこと)を理解した上で、ある1点に時間を定めて、空間的にセシウムの分布を表現するということに取り組んでいる。



【リスク認知・リスク評価・リスク管理】 事故から15カ月が経ち、自分で測定器を買って対策を立てるという時期はもう過ぎつつある。汚染状況の把握というリスク認知(「放射能は危ない」)ができ、次はリスク評価(「どこがどれくらい汚れているか」)もできつつある。その先はリスク管理(「どうやってそのリスクとやりあうか、逃げるか」)。このリスク管理は、個人個人の考え方・財力・血のつながりなど個別の問題。統一の答えはない。専門家が科学としてリスク評価をし、個人個人がその評価を受け取って決断する時が迫っている。

・政治や情報に不信があっても、事実に基づいて判断しなければならない。リスク認知はできている。リスク評価も、早川マップ等の科学が成し遂げつつある。リスク管理の際には、科学で行ったリスク評価を取り入れるのは10分の1でよい。残りの10分の9は自分の都合で決めるのが正しい。事実に基づいた確固たるリスク評価を持って、そのリスク評価が自分に都合が悪かったら「でもいやなんです」と投げてよい。ただし、リスク評価において、絶対に科学(事実)を曲げてはいけない。

(担当:糸賀)


[2012/06/27 19:32] この会の活動 | トラックバック:(-) | CM(0)

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